2012年5月4日金曜日

時計 分解キット

さて、酷評されている中国製 時計分解キットの記事です。
中国製のものは、確かに品質は悪いのですが激安です。 少しの工夫や整備、補修等で結構、使えるものになるものもあります。 そんな作業も結構楽しくて、嫌いではありません。
送料も込みで1000円もしないので、ベルト調整や電池交換の料金を考えると、良い買い物だと思うのですがねぇ・・・

16点セットです。 酷評されてるような錆や酷い汚れはありません。
真ちゅう製の裏蓋まわし器、渋いです。 
どうしたら、このような使用感が出せるのでしょうかね。
左から2番目の工具は、押さえ棒が外れたので、接着しました。

ピンセットは、2枚の板の厚さが違います。
時計用はこれが普通なのかな?
スチールも良いものを使っているようですし、先も概ねずれていませんが、
エッジが立っており、持った感じが全くしっくりときません。
大物類です。 プラ系はひ弱そうです。
思ったとおりです。 プラが割れて、ばねが飛び出しました (ーー;)
このツールは金属ベルトのコマを外すものです。
ネジを回すことで高さを調整して、押さえ棒をコマを留めている
ピンの位置へ合わせます。
少しばねが強かったので、一つのばねが利かなくなった位で
丁度良いテンションになりました。

ピンセットは、先端部の手直しをしました。
全体的にエッジが立っている角はヤスリで処理し、
ネバダルで仕上げ、最後に先端部を焼き入れしました。
スチールの材質は良かったので、手触りの良い、
しっかりとしたピンセットに変身しました。

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